この記事では、超加工食品が私たちの健康にどのような影響を与えるかについて、興味深い実験の結果をご紹介します。
超加工食品とは？
みなさん、「超加工食品」って聞いたことがありますか？
これは、工場で作られた食べ物のことを言います。
超加工食品は、たくさんの添加物や化学物質が入っていて、自然な食材からはかけ離れたものになっているんです。
例えば、フライドチキンやピザ、インスタントラーメンなどがそうです。
イギリスの研究によると、なんと5人に1人が毎日の食事の80%以上を超加工食品で摂っているそうです。
これって、とても多いですよね。
超加工食品は美味しくて、すぐに食べられるので人気があります。
でも、体にどんな影響があるのかを知ることが大切なんです。
それを調べるために、イギリスのとある博士が自分自身の体を用いて実験を行いました。
超加工食品で実験：１か月で6.5キロ太る？
さて、どんな実験だったのか、詳しく見ていきましょう。
博士は普段、食事の20％程度しか超加工食品を摂取していませんでしたが、
実験期間中の4週間は、食事の80％を超加工食品に変えてみました。
その結果、わずか4週間で体重が6.5キログラムも増えたんです！
これはすごい変化ですよね。
体脂肪も3キログラム増えました。
アメリカ疾病管理予防センター（CDC）によると、急激な体重増加は健康に悪影響を与える可能性があるそうです。
実験中、その人はもっと頻繁にお腹が空くようになりました。
夜中に起きて食べ物を探すこともあったんです。
これは、体内のホルモンバランスが崩れたからかもしれません。
空腹を感じるホルモンが30%も増えて、満腹を感じるホルモンが減ったんです。
だから、いくら食べても満足感が得られにくくなったんですね。
超加工食品が脳の神経のつながり方を変える？
最後に、超加工食品が脳にどんな影響を与えたのか見てみましょう。
実験の前後で脳のMRIスキャンを撮ったので、比べてみました。
すると、わずか4週間で脳の中の神経のつながり方が変わっていたんです。
これはとても驚くべき結果でした。
「ご褒美」を感じる部分と、「習慣的な行動」を司る部分のつながりが強くなっていたのです。
これは、ちょうど中毒症状のある人の脳に似ているんです。
アメリカ国立衛生研究所（NIH）の研究によると、超加工食品は脳の報酬系に強く作用し、中毒的な食行動を引き起こす可能性があるそうです。
また、子どもの脳は大人よりも柔軟なので、超加工食品の影響はもっと大きいのかもしれないと言及されていました。
みなさんも、毎日どのくらいの割合を超加工食品から摂取しているか、思い返してみてください。どうでしたか？
加工度の低い食事を心がけることが、健康な体と脳を保つことに繋がるかもしれません。
～参考～
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