カレーの驚きの成分クルクミンとは?:カズレーザーと学ぶ。

カズレーザーと学ぶ。

 

かきちゃん
かきちゃん

今回の番組は、カレーの驚きの成分クルクミンについてでした!気になりますよね~!

 

ということで、『カズレーザーと学ぶ。テーマ:最強食品カレー&孤独(日本テレビ)』の中で紹介されていた、カレーの驚きの成分クルクミンについてまとめてみましたので、早速みていきましょう。

いま最もホット(注目)なのは、ターメリック(ウコン)の中に含まれているクルクミン!

博士:カレーの代表的なスパイスのなかに、ターメリック(ウコン)、クミン、カルダモン、コリアンダー(パクチー)、クローブ、チリペッパー(唐辛子)があります。今日は、この中でいま最もホットなターメリック(ウコン)の中に含まれているクルクミンという成分について話していきます。

ターメリック(ウコン)の中に含まれるクルクミンとは?

博士:クルクミンとは、ウコンの中に5%程度含まれているポリフェノールの一種です。近年、このクルクミンの驚くべき効能が続々と研究発表されています。

クルクミンの驚くべき効能とは?

クルクミンで痩せる!

博士:BMI25以上でメタボリックシンドロームと診断された人を対象に行った研究ではウエストの減少率が向上したという報告や血中の中性脂肪が抑制されるという報告があります。(Mohammadi A, et al: Phytother Res 2013; 27: 374-379.)

かきちゃん
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でも博士、カレーはめちゃくちゃ油を使ってそうなイメージなのに本当に痩せるんですか?

博士:スパイスは油に溶けやすいので、そのままスパイスを摂取するよりもカレーとして食べたほうが吸収されやすくなるからより効果的です。また牛乳などの乳製品と一緒に食べるのも吸収を促しますので良いです。
かきちゃん
かきちゃん

カレーと牛乳!カレーとチャイ!は良い組み合わせだったんだね。

クルクミンで認知症・アルツハイマーの予防!

博士:カレーの食文化が進んるシンガポールでの研究で、60歳以上高齢者1000人を調査したところ、カレーをいっぱい食べる人は全く食べない人より認知症のリスクが約35%下がってるというデータが出てますよ。

クルクミンで腸活!

博士:クルクミンは腸内の有用菌を増やすという効果があるのですが、その有用菌のエサが食物繊維ですので、水溶性食物繊維と一緒に食べるっていうのも良いですよ。例えば大麦に含まれるβーグルカンは水溶性食物繊維ですので、麦ご飯カレーとかは腸活にいいですね~。

クルクミンで糖尿病・動脈硬化、歯周病・口臭の予防!

博士:クルクミンには抗炎症作用もあります。なので2型糖尿病や肥満、動脈硬化といった慢性的な炎症が関与する病気に効果があることも研究されていますよ。
博士:さらにクルクミンがもつ抗菌作用により歯周病菌の増殖を抑える効果もあきらかになっています。

クルクミンでPM2.5による炎症の抑制!

かきちゃん
かきちゃん

PM2.5って何ですか?

博士:化石燃料などから生じる非常に小さい、粒子が2.5μm以下の大気汚染物質ですね。肺の奥に入って細胞を傷つけて、炎症作用を起こします。
博士:そのPM2.5によって誘導される炎症作用をクルクミンが抑制するということですね。他にもカレーに使う3種類のスパイス(クローブ、コリアンダー、桂皮)に同じような効果があることが報告されています。

クルクミンを加熱するとがん抑制効果がUP!

博士:最近、秋田大学の研究グループからターメリック(ウコン)を加熱することで、胃がんの抑制効果が上がったという研究成果が出てますね。
博士:加熱するとクルクミンが GO-Y002 という化合物に変化するのですが、その化合物はクルクミンの5倍もがん細胞を殺す力が強いらしいのです。なので加熱したターメリックを胃がんのマウスに投与すると、投与してないマウスと比較して、腫瘍の大きさが約1/3に程度に抑えられたというデータが発表されています。

かきちゃん
かきちゃん

ということは、ウコンをカレーみたいに食材の中で炒めたりとかした方が良いってことですね。

博士:でも量的に足りているかは別問題ですよ!

どれくらいのクルクミンを摂取すれば効果が出るの?

クルクミンをカレーだけから摂取するのは難しい!

博士:がん細胞に効果をもたらすために必要な量の目安としては、約10μg/ml(=0.00001g/ml)なのですが、ちなみにカレーから得ようとすると1回に数百杯食べていただかないとだめなんですね〜。

かきちゃん
かきちゃん

そんなに食べれないよ!なにか良い方法はないの?

 

博士:ケースバイケースで必要な量は変わってきますので、あくまでこれは抗がん作用を得ようとしたときの目安ですねー。

クルクミンはそもそも吸収効率が悪い成分だ!

博士:そもそもクルクミンの吸収効率はそのままではあまりよくありませんし、量を補おうとウコンを過剰摂取すると、消化管障害を引き起こす可能性がありますよ。

かきちゃん
かきちゃん

だから博士!どうすればいいの?

だからこそ、高吸収のクルクミンを追い求めている!

博士:京都大学をはじめ、世界の研究機関が様々な効能を得るため、体内に吸収されやすくなる方法を開発しています。
・ターメリックをブラックペッパーと一緒に摂取すると吸収率が上がるという研究がある。
・クルクミンの形を変えて(TBP1901)効きやすくする注射剤を開発。TBP1901は体内でクルクミンに変換され、より高い抗がん活性を示します。現在、色んながん種で抗がん剤としての可能性を実験中(京都大学)。

京都大学が共同研究し出しているクルクミンサプリメントが、今世界でナンバーワンの吸収率

博士:サプリメントのなかで、ナンバーワンのクルクミン吸収率を誇るのが、超高吸収クルクミン製剤「クルクルージュ」です!口から摂取するのと比べて100倍以上の吸収率です。
博士:高吸収クルクミンを4週間摂取した臨床試験では、好中球/リンパ球比(炎症の指標として用いられる)が大きく改善しました。オランダの大規模疫学研究との比較で、この値は15才程度の若返りに相当すると言われています。(Journal of Nutritional Science Vitaminology,67: 249-252(2021)
博士:「炎症は万病のもと」といいますように、炎症を抑えることはそれだけ重要なんですねー。

まとめ:カズレーザーと学ぶ。2023年12月19日放送 最強食品カレー&孤独

いかがでしたか?

番組内では、ほかにも、カレーに使われるカルダモンとクミンが研究の初期段階で、人への効果はまだ確認できていないが、試験管レベルの細胞実験では、インフルエンザの感染抑制効果が認められていることにも触れられていました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

博士:京都大学大学院薬学研究科 医薬創成情報科学専攻 掛谷秀昭教授

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