老化を抑制する方法とは?:カズレーザーと学ぶ。まとめ

カズレーザーと学ぶ。

 

かきちゃん
かきちゃん

今回の番組は、老化を遅らせる夢の食材についてでした!気になりますよね~!

 

ということで、『カズレーザーと学ぶ。テーマ:食と健康(日本テレビ)』の中で紹介されていた、老化抑制の方法についてまとめてみましたので、みていきましょう。

老化抑制の秘訣はサーチュイン遺伝子の活性化

まず博士から、老化抑制に必要なことがサーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)を活性化することであることの説明がありました。

博士:2000年にマサチューセッツ工科大学で発見されたサーチュイン遺伝子は、老化抑制に重要な役割を果たします。この遺伝子から作り出される酵素には、細胞内で傷ついた部分を再生してくれるタンパク質のストッパー(アセチル基)をポンっと外してくれる働きがあるのです。ストッパーが外れれば、細胞の修復が出来るので、結果として若返りが可能になりますよね。つまり、サーチュイン遺伝子の活性化が老化を抑制するカギとなるのです。

かきちゃん
かきちゃん

なるほどね~。でも、どうやってサーチュイン遺伝子を活性化させるの❔

サーチュイン遺伝子を活性化する方法:カロリー制限!

博士:もともと言われていたのは、カロリーカットでサーチュイン遺伝子を活性化する方法です。マウスの摂取カロリーを30%カットする実験で、マウスの平均寿命が700日→1050日に伸びました。これは人間換算すると約20年プラスぐらいと言っていいでしょう。

もちろん、ヒトに対するサーチュイン遺伝子活性化の効果も確認されていて、糖尿病、がん、肥満、視力低下、脂肪肝、免疫機能低下、不妊、炎症、認知機能の低下、難聴、運動機能障害、心血管疾患を防ぐのに効果があるというデータが出ていますよ。

かきちゃん
かきちゃん

でも、博士!極度なカロリー制限は免疫低下や栄養失調の危険があるんですよね?何か別の方法でサーチュイン遺伝子を活性化することは出来ないのですか?

サーチュイン遺伝子を活性化する方法:ザクロ!

博士:カロリー制限をしなくても、”ある食べ物をたべること”で、皆さん(ヒト)がもともと持っているサーチュイン遺伝子の発現量を増やしたり、活性化することが出来ることが分かってますよ。

別の博士:ザクロのことですね!ポリフェノールにはサーチュイン遺伝子の発現を高めるスイッチを入れる役割があるのですが、ザクロは特徴的なポリフェノールを4種類も含んでます。ザクロの4種のポリフェノールの合わせ技が非常に強いサーチュイン遺伝子活性を導き出せるのことが分かっています。

かきちゃん
かきちゃん

でも別の博士!ザクロって10~12月くらいにしかスーパーに並ばないよ・・・

別の博士:ザクロジュースでいいんですよ。アメリカのカルフォルニアの予防医学研究所では、1日1杯のザクロジュースで効果があったデータが発表されています。

博士:セロリや春菊に含まれるポリフェノールにもけっこう効果があると言われていますね。

もっと詳しく① サーチュイン遺伝子活性化の測定方法

・別の博士は、サーチュインを増やす力が強いと緑色に光る特殊な細胞(GFT:疑似サーチュイン細胞)を開発した。
・そのGFT細胞が入っているプレートに食品成分を添付し、光の強さを測定して実験を行った(マシン名:IN Cell Analyzer2200)。

もっと詳しく② ザクロに含まれるポリフェノールについて

・サーチュイン遺伝子には7種類あって、そのうち3種類(SIRT1、SIRT3、SIRT6)が老化抑制に機能しているのではないかと言われている。
・ザクロに含まれる特徴的な4種のポリフェノールであるエラグ酸、プニカリン、プニカラギン、ウロリチンAは、サーチュイン遺伝子のその3種(SIRT1、SIRT3、SIRT6)に作用させることが明らかになっている。
※エラグ酸はベリー系やナッツ類に多く含まれるポリフェノールの一種であり、エラグ酸は体内に取り込まれると、ウロリチンに変化し、そのウロリチンがサーチュイン遺伝子を活性化する。イチゴの6倍のエラグ酸がザクロには含まれている。

もっと詳しく③ ワインに含まれるポリフェノールではダメな理由

・レスベラトロールというポリフェノールの一種がワインには含まれている。
レスベラトロールの活性化は強いのだが、ワインには他にサーチュイン遺伝子を活性化するものがそこまで入っていません。
・サーチュイン遺伝子を活性化できるレベルのレスベラトロールを摂取するまでワイン(※赤ワインボトル100本くらい)を摂取するのは健康的に良くないからダメです。

サーチュイン遺伝子を活性化する方法:ライ麦パン!

博士:ライ麦パンも良いですよ!ライ麦パンにはアルキルレゾルシノールという成分が多く含まれていて、これにはサーチュイン遺伝子が作り出す酵素の活性速度を上げる作用があります。アルキルレゾルシノールを摂取することで体重が減るし、血液データも良くなります。ショウジョウバエにアルキルレゾルシノールを食べさせた実験では、ショウジョウバエの平均寿命が45日から55日になりました。やはりこれも人間換算すると約20年プラスぐらいと言っていいでしょう。

※アルキルレゾルシノールは、穀物の外皮に含まれる成分です。ライ麦には、小麦の2倍、イネの200倍のアルキルレゾルシノールが含まれています。
かきちゃん
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博士!1日にどのくらいのライ麦パンをたべれば効果がでると考えていいの?

博士:全粒粉のライ麦パン(食パン)を1日1枚程度たべればOKですよ。

まとめ:カズレーザーと学ぶ。2023年1月17日放送 食と健康まとめ

いかがでしたか?

調べてみたら、ザクロジュースは高いので、カロリーカットするほうがお財布にも身体にも良いかもしれないな?と思いました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

博士:東京工科大学 免疫食品機能学 今井伸二郎教授

別の博士:九州大学 大学院農学研究所 生命機能科学部門 片倉喜範教授

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