記念艦三笠:VRも体験できる!~ 横須賀観光~

体験記

先日、神奈川県横須賀市にある記念艦三笠に行ってきました。三笠は日露戦争で活躍した戦艦で、現在は記念艦として公開されています。この記事では、戦艦三笠の歴史や見どころ、アクセス方法などを紹介します。私のササッと見学の所要時間は約1時間30分でしたが、展示資料にじっくり目を通したい方は、もう少し時間に余裕を持って計画を立てることをおすすめします。

戦艦三笠とは

日本の海軍力を支えた戦艦

戦艦三笠は、日本の海軍力を増強するためにイギリスのヴィッカース社で建造された、当時の最新鋭戦艦です。1902年に竣工し、日露戦争中の日本海海戦での活躍が特に有名です。

日本海海戦での大勝利

戦艦三笠の最も有名な戦闘は、1905年5月27日から28日にかけて行われた日本海海戦です。この戦いで三笠は、東郷平八郎提督の指揮のもと、世界有数の強力な艦隊と評されたロシアのバルチック艦隊を撃破しました。この勝利で日本の国際的評価は一変しました。

江戸幕府が終了してからわずか50年くらいしか経っていない時期の出来事で、日本の急速な近代化を象徴するものでした。

※日露戦争:1904年2月6日~1905年9月5日
※江戸幕府:~1868年1月

戦艦三笠が記念艦三笠になった経緯

ワシントン海軍軍縮条約による軍力縮小

第一次世界大戦後、各国の海軍力を制限し軍拡競争を防ぐために1922年に締結されたワシントン海軍軍縮条約により、各国の軍力を縮小することが決まりました。これに伴い、戦艦三笠は解体される予定でしたが、多くの保存を求める声が上がり、1925年に記念艦として保存することが正式に決まりました。この決定には、艦体を固定し兵器を無力化するための大規模な工事が必要でした。1926年に工事が完了し、三笠は正式に記念艦として保存されたのです。

その時から三笠はずっーと、神奈川県横須賀市の三笠公園に静態保存されています。

記念艦三笠の見どころ

戦艦内部の展示

 

三笠の内部には、日露戦争当時の様子を再現した展示が多数あります。兵士たちの生活を垣間見ることができる部屋や東郷平八郎提督が使用していた寝室や、当時の装備が展示されています。また、モールス信号を体験できるブースもあり、モールス信号を解読し合うゲームなんかすると楽しいと思います。QRコードを読み込むとスマホにガイドが表示され、三笠について分かりやすく解説してくれます。艦内では「三笠紹介ビデオ」も繰り返し上映しています。

デッキからの眺望

デッキに上がると、横須賀の港を一望できます。海を眺めながら、戦艦の大きさや構造を実感できます。ただし、デッキはアスレチック要素が強いので、高所恐怖症の方にはちょっと厳しいかもしれません。また階段だらけでバリアフリーの配慮が足りないかもしれません。

VR体験

ロシアのバルチック艦隊との戦いを体験できるVRブースがあります。追加料金はかかりません。日本海に浮かぶ戦艦から見渡す景色は壮大で、とても感動しました。ぜひ体験してみてほしいです。

その他の設備

三笠には洋式トイレも完備されており、安心して見学することができます。

記念艦三笠の訪問計画

アクセス方法

記念艦三笠は横須賀中央駅から徒歩約15分の位置にあります。海風が気持ちよく、散歩しながらの道のりも楽しいです。駅からバスで訪れることもでき、「三笠公園前」バス停で下車するとすぐです。車で訪れる場合は、三笠公園の駐車場(有料)など近隣のパーキングエリアを利用できます​​。

入場料と開館時間

入場料は大人600円、65歳以上500円、高校生300円、中学生以下無料、現金支払いのみ対応です。

開館時間は以下の通り月ごとに変わります。

期間 開館時間
4月〜9月 9:00〜17:30
3月と10月 9:00〜17:00
11月〜2月 9:00〜16:30

最終入艦は閉艦の30分前となっています。休館日は12月28日~31日ですが、季節やイベントによって変更があるため、事前に公式サイトで確認することをおすすめします​。

無料ボランティアガイド

土日祝には無料ボランティアガイドがあります。10時10分、11時、12時…~16時までの毎正時に開催され、所要時間は約50分です。ガイドツアーに参加することで、より深く三笠の歴史を学ぶことができます。

まとめ

記念艦三笠は、歴史好きはもちろん、家族連れやカップルにもおすすめのスポットです。戦艦の迫力と歴史の重みを感じながら、横須賀の美しい風景を楽しむことができます。特にVR体験が楽しかったです。ぜひ訪れてみてください。

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