下学上達:読み方
「かがくじょうたつ」
下学上達:意味
「身近なところから取り組み始めて、やがて深い理解や技術の極意に達すること」(一足飛びにはいかないの意味合いで用いる)
下学上達:使い方の注意点
本来は学問についていう四文字熟語だが、現在ではやや転じて「目の前の現実としっかり向き合うことが夢や理想を実現する近道である」といった意味合いで使われることも多い。モットーやスローガンにもよく使われます。
下学上達:例文
・プログラミングスキルを磨くには、下学上達といった言葉もあるから、まずは基本的なコードの書き方から始めるべきだ。
・理想を実現するには、下学上達の姿勢で現実の小さな課題から着実にクリアしていくことが、最短の近道です。
下学上達_おまけ1:八百万百の決め台詞
「僕のヒーローアカデミア」の八百万百さんの決め台詞のなかに『常に下学上達!一意専心に励まねばトップヒーローになどなれませんので!」がありますね。大好きな漫画です。
下学上達_おまけ2:孔子の「仁・礼・中庸・孝・忠」とは?
- 仁(じん): 他人への慈愛や共感、思いやりを表す概念。孔子にとって、これは最も重要な徳であり、真の人間性を体現するものだった。仁は、人と人との間にあるべき理想的な関係性を指し、社会の基盤となるもの。
- 礼(れい): 社会的な儀礼や礼儀、伝統的な慣習を意味する。これは社会秩序を保つために重要であり、個人が社会の中で適切に振る舞うためのガイドラインみたいなもの。
- 中庸(ちゅうよう): 過度でない、バランスが取れた生き方を意味している。孔子は、極端な行動を避け、常に中庸を保つことの重要性を説いた。
- 孝(こう): 親に対する尊敬と忠誠を意味している。孔子は家族内の関係を非常に重要視し、特に親に対する敬愛を社会の基礎とみなしていた。
- 忠(ちゅう): 忠実さや誠実さを意味し、他人に対して誠実であるべきだと孔子は教えた。これには、自分自身に対しても誠実であることが含まれている。
孔子の教えは、個人の内面的な徳の発展と、それが社会全体に及ぼす影響の両方に焦点を当てています。孔子は、個人がこれらの徳を身につけ、実践することで、調和のとれた社会を築くことができると信じていました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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