”マルチトールは体に悪いの?良いの?どっちなの?”

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かきちゃん
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”糖類”ZEROのチョコのパッケージ裏に”マルチトール”って書いてあるけど、マルチトールってなんだろう?

マルチトールとは

マルチトールは、健康意識の高い人々やダイエットを心がけている人々にとって、砂糖の代替品として注目されています。

・マルチトールは、砂糖(スクロース)の約75%の甘さを持っています。 ・砂糖が約4kcal/gに対して、マルチトールは約2.1kcal/gと、約40%低いカロリー。
・砂糖(スクロース)のGI値は約65~70に対して、マルチトールのGI値は35と低めです。

GI(グリセミック指数)は、炭水化物を50g摂取した後の血糖値の上昇度合いを、0~100の相対値で表す。

マルチトールって安全?発がん性はないの?

マルチトールに関する現在の科学的証拠では、マルチトールが発がん性を持つという報告はありません。世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関(IARC)や、アメリカの食品医薬品局(FDA)、ヨーロッパ食品安全機関(EFSA)などの健康および食品安全に関する権威ある機関は、マルチトールの使用を安全と認めています。

マルチトールで太る?

マルチトールの低カロリー性は、体重管理をしている人にとって明らかなメリットです。砂糖の代わりにマルチトールを選ぶことで、甘味を楽しみつつカロリー摂取量を抑えることができます。しかし、大量に摂取するとカロリーが積み上がり、体重増加の一因となる可能性も。結論として、マルチトール自体が直接太る原因になるわけではありませんが、全体的なカロリー摂取量として考慮する必要があるでしょう。

糖尿病患者にとってのマルチトール

血糖値の急激な上昇を避けることができるため、マルチトールは糖尿病患者にとって有用な甘味料の選択肢となります。ただし、エリストロールと違って血糖値は上げるので、適切な量を摂取することが推奨されます。

・エリスリトールは約0.2kcal/gで、砂糖の約70%の甘さ。
・エリスリトールのGI値はほぼ0で、血糖値にほとんど影響を与えない。マルチトールのGI値は35と低めだが、血糖値に影響はある。

マルチトールと腸内細菌?

マルチトールは消化吸収されにくい特性があり、腸内での細菌の餌となることで、腸内環境に影響を与える可能性があります。過剰摂取は腸内での過度のガス生成を引き起こすことがありますが、適量であれば有益な腸内細菌の成長を促すプレバイオティック効果が期待できます。

・発酵による影響:マルチトールは小腸で完全には吸収されず、大腸に到達して腸内細菌によって発酵されます。この過程で有益な代謝産物が生成され、腸の健康をサポートする役割を果たすことがあるが、個人の腸内環境に依存する。
・消化器系の不調:マルチトールの過剰摂取は腸内での過度のガス生成や水分の引き込みを引き起こし、腹痛、ガス、下痢などの消化器系の不調を引き起こす可能性がある。これは、特定の腸内細菌がマルチトールを発酵させる過程で生じる現象である。

マルチトールで虫歯予防?

マルチトールは虫歯を防ぐ効果があるとされています。これは、マルチトールが虫歯の原因となる細菌にとって、代謝が難しいからです。つまり、これらの細菌がマルチトールをうまく使えず、エネルギーを得られないため、酸の生成が抑制されます。酸は歯の表面の硬い層(エナメル質)を溶かすことがあるので、作られる酸の量が減ることで、虫歯のリスクが下がるわけです。

まとめ:マルチトールの危険性は?

マルチトールは多くのメリットを持つ低カロリー甘味料ですが、過剰摂取は腹痛や下痢などを引き起こす可能性があるため、摂取量には注意が必要です。血糖値への影響もゼロではないので、糖尿病患者は特に注意が必要です。適量を守り、必要に応じて専門家と相談しながら、賢く利用しましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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